ボランティア活動45年、ラオスと日本の架け橋として

2025/10/25

チャンタソン・インタヴォン氏

【プロフィール】

ヴィエンチャン出身(NPO 法人「ラオスのこども」共同代表)。
お茶の水女子大学教育学科卒後、同大学大学院修士課程修了。
東京都立大学博士課程にて教育行政を専攻。
外務省やJICA 等の通訳・翻訳業務に従事し、ラオス文化講師としても活動。
ラオスと日本において、両国親善活動やラオスの教育普及、
伝統織物保存・継承に尽力。
2020 年 秋の外国人叙勲にて「旭日双光章」を受章。

ラオスの民族衣裳を身に纏ったチャンタソン先生は、『何でもやりたいからやる!』と熱く語られ、そのパワフルで、チャレンジ精神溢れるお話に、終始引き込まれ、私たちも生きるエネルギーを分けていただけたひとときとなりました。 会場には、少数民族による手の込んだ織物や刺繍も飾られ、多くの写真も交えての説明で、ラオスの地理、自然環境、歴史についても学べました。

翻訳本

ラオスと日本の架け橋としてのボランティア活動の発端になったのは、お茶大で教育の大切さを学ばれたこと、そして、絵本の面白さをラオスの子どもたちにも知って欲しいと、絵本を贈られたのが発端だったそうです。 ご自身の子育ては、通訳としてお忙しい時期で、なかなかいい親にはなれなかったとのことでしたが、その後のご活躍から考えると、『ラオスの子どもたち全体のお母さん』になられてるように思いました。

  • メコン川
  • メコン川
  • メコン川
  • メコン川

ラオスと日本は、今年外交樹立70周年の記念すべき年、そして11月には、愛子様が初めて外国公式訪問されるラオスについて、様々な視点から身近に感じられた、とても有意義な講演会でした。講師のチャンタソン先生に改めてお礼を申し上げます。

いつか、『メコン川に沈む夕陽を見ながら、ビールを飲む』という、先生お勧めのひとときを実現できたら嬉しいです。


  • 受付

    受付

  • はじめの言葉

    支部長あいさつ/紹介

  • 講演縦
  • 質問

    質疑応答の時間

  • 最後の謝辞

    最後に謝辞

  • 集合写真

    役員と一緒に写真撮影

参加者の声

  • ラオスの社会体制、産業、教育など初めて知ることが多く今後の自分に役立つ内容でした。ラオスの発展のため本を出版されていますが、起業に生かすため松下幸之助だけでなく起業家の本が出版されるといいですね。
  • ラオスについてほとんど何も知りませんでした。とても勉強になりチャンタソン・インタヴォン様の行動力に感銘を受けております。
  • 教育は絵本だ!とラオスに絵本を送る行動力すばらしいです。物があれば再現できる力がある・・・ここ数年の断捨離ブームだと歴史は残りませんね
  • 犬を食べるラオスの方々びっくりです 戌年 読書の大切さ、本を贈っても読んでもらわないとですね。障がい者問題は奥深いですね
  • チャンタソン先生!久しぶりにチャンタソンのユーモアのあるお話(チャンタソン節!)をうかがうことができてなつかしく とてもうれしい時間でした。ラオスへの愛がいっぱいの思い、パワフルな活動、しかもそれを45年も続けていらっしゃることに感銘を受けております。日本語がきれいでお上手で、頭が下がります!ラオスのこと、いろいろ知ることができました。すばらしい企画、ご連絡もありがとうございました。お会いできてうれしかったです。埼玉支部の役員の皆さまありがとうございました。
  • ラオスの知りたいことをたくさん聞くことができました。お話を伺いながら次々に聞きたいことが湧いてきました。時間がもっとほしかったです。たくさんの民族がいてもお互いに知らないとか、きっちりとした住所がないとか、1週間の結婚式準備で当日は300人も集まったとか、日本にはないアバウトさ?がいいなぁと思いました。そういう風土が、インタヴォン先生の知的な大らかさや子どもたちのために地道に精力的に活動を続ける底力と繋がっているのだろうと感じました。化学染料を使わない全て手作りの草木染めポーチを大事に使わせていただきます。また機会があればお話を伺いたいです。ありがとうございました。
  • 女性や子供達を支援しながらラオスの未来を豊かにするための様々な取り組みを、粘り強く そしてたくさんの人を巻き込みながら続き 次々と進めて来られたチャンタソンさんの強い意志とパワーに感動しました。また、ご自分のお子様はもちろん ラオスと日本の子供達を思う優しく温かいお人柄が伝わり、また随所にユーモアのあるエピソードが登場し、とても素敵な講演でした。
  • メコン川に育まれた精緻で美しい織物を手に入れたのは10年以上前、その布の解説、道案内をしてくださったのがチャンタソン先生の「ラオスの布を楽しむ」でした。いつの日かお会いしたいと思っていたのですが今日は直接お話をおききすることができ嬉しい事でした。ありがとうございました。
  • ラオスには海がないということも含め、つまり、どこにあるのか、ということから始まり、今まで何も知りませんでした。手紙が届かない話や、本が読めない話など、そこまでとは思っていなかっただけに、衝撃を受けました。スズメバチが食料だということも。 いたずらっぽく冗談をおっしゃるインタヴォン先生の笑顔が印象的で、充実した時間となりました。ありがとうございました。
  • インタヴォン先生の優しくひたむきで、持続性のある行動力で45年間のボランティア活動を通してラオスの子どもたちが絵本や本を読む環境を整えたり、学校を作ったりしていることを知りました。私自身は70歳代半ばの年齢になり、ガクッと体力や気力が落ちてきたのを感じている今日この頃ですが、この講演を聴いて、もう歳だからと諦めてはダメだ、元気を出して、誰かのお役に立つような行動をしなくては!と思いました。
  • ラオスについては、名前を聞いたことはあっても何も知らないに等しかった私ですが、先生のお話で具体的なイメージがわきました。ありがとうございました。 まだまだ遅れているところはあっても、インターネットの普及に伴い、特に若い人たちがその恩恵を受けて仕事を始めることができて、番地の整備もないようなところでも物流が実現されているということに驚きました。これから、ますます発展していくことでしょう。 これから、「ラオス」という言葉を聞いた時の自分の心の反応が変わっていくであろうことが楽しみです。
  • チャンタソン先生とは、大山寮でご一緒していたことがあったので、何十年ぶりに再会できることが、とても楽しみでした。大山寮の思い出話も、講演会前に少しさせていただけ、とても嬉しかったです。 お茶大卒業後、正にラオスと日本の架け橋として、通訳やボランティア活動に全身全霊傾けられ、他の誰も成し遂げることができないほど、ご活躍されてきたお話を伺うことができて、とても感銘を受けました。 貴重な機会に、感謝いたします。
  • とてもよい講演会だったと思います。ラオスについて今までほとんど知らなくて、学ぶ機会を得られてよかったです。 そして、チャンタソン先生の祖国への愛と献身に感動しました。また、常に前向きで明るいお人柄や努力されている姿勢に、生き方について気づかされたことがたくさんありました。 有意義な講演会、ありがとうございました。"
  • 講師のチャンタソンさんがとても開放的で精力的な方でたいへん親しみやすくたくさんの刺激をいただくことができました。東南アジアのことに興味を持つきっかけにもなりました。とても温かみのある講演会だったと思います